子育て

 

 子どもが何度言っても宿題をしない、父親の下着と一緒に自分の下着が洗われるのを嫌がる、パートナーが子どもの相手をしてくれない、などなど子育ての悩みはたくさんあるかと思います。そして、保護者は子どもが自立することを願います。それは当然のことです。しかし一方で、心配だからこうしなさいと言ったり、遅いから代わりにやってあげたり、これは子どもの自立を遠ざけてしまいかねません。親の役割は子どもを危険から遠ざけることはもちろんなのですが、過度な手出しは子どもの自主性を低下させてしまいます。例えば、絵を描くのを楽しんでいる子どもに保護者が「パンダの色はピンクじゃなくて白」、「もっと耳は丸い」などなどいろいろと保護者の考えやこうであるべきを押し付けてしまうと、その活動はやらされているだけのつまらないものになってしまいます。でももし、ピンクのパンダを書いていて保護者が「わあ、かわいい」「きれいな色だ」と声かけをしてくれたら、子どもはどんな顔になるでしょう?きっと満足して得意げに笑うでしょう。言葉がけを良いものに変えることって普段やっていないと難しいですよね。それでもちょっと声かけを変えることで、子どもたちは満足したり、自分から進んで動くようになったりします。

 声かけに加えて、子どもができないことをどのようにすればできるかをおとなも一緒に考える必要があります。しかしうまくいかないときは、他のやり方を考えることに思いが至らないこともあります。そのような時はカウンセリングをご利用いただければ、うまくいく方法を一緒に考えます。

 核家族化が進み、実家や近所のサポートが得られにくい時代だからこそ、相談できる場でありたいと考えております。

 

 

群馬県伊勢崎市のSKILLSカウンセリングセンター

飯島博之(臨床心理士・公認心理師)