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兄弟姉妹のあり方

「兄弟姉妹(以下、きょうだい)は仲良くすべきだ」とはよく聞く話です。

私にも妹がおり、正直に言うと子どもの時は仲が悪く、

ケンカばかりしていました。

おとなになって妹と物理的に離れるようになると

関係は良くなりました。

 

子どもの時は時折親から言われる

「お兄ちゃんなんだから優しくしろ」が

嫌で嫌でたまりませんでした。

「ケンカになってもガマンすべき」とか

「男は女に優しくすべき」とか

そういう「~すべき」が嫌いで嫌いで仕方がありませんでした。

ケンカするのに年上も年下も関係ない、

優しくするのに男も女も関係ない、

とは良く思っていました。

 

もちろん、仲の良いきょうだいもいるでしょう。

しかし、そんなきょうだいばかりではないです。

よくケンカするきょうだいがいれば、

お互いに話さない・関わらないきょうだい、

なんでもやってあげるきょうだい、

あれしろ、これしろとうるさいきょうだいもいるでしょう。

 

いろいろなきょうだいがいる中で、

仲の良いきょうだいであるべきは

とても難しいのです。

「きょうだいゲンカが多くて困っています」という

相談があれば、「仲の良いきょうだい」を目指すよりも

きょうだいの叩く蹴る、言葉のケンカが減ることを

目指す方がよっぽど現実的です。

 

親は今ある状況の中で頑張っています。

それでも、「どう対応していいかわからない」

「仕事や学校のことで強いストレスを抱えている」などで

同じ悪循環を抱えていることが多々あります。

カウンセリングではママが相談に来ることが多いのですが、

ぜひパパにも相談に来てほしいと思います。

 

子育ては「ママがすべき」ことではなく、

「ママ・パパ(そして地域)が協力すること」です。

世の中がもっとパパとママ、そして地域が協力して

子どもに関わっていける社会になればと

思います。

 

ご相談はこちらのホームページからご予約ください。

 

SKILLSカウンセリングセンター

飯島博之